本牧緑ヶ丘町内会

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「エコ・クッキング講座」報告

消費生活推進員「エコ・クッキング講座」報告

 食生活に工夫を凝らし、「エシカル消費」に貢献しよう

 

                         消費生活推進員 根本正一

 

 中区内の消費生活推進員が集まってこのほど、東京ガス横浜ショールーム(みなとみらい)にて「エコ・クッキング講座」を開催しました。エコ・クッキングとは、「環境に配慮して買い物・調理・食事・片づけをすること」

 SDGs(持続可能な開発目標)にある17の目標のうち、12番目に掲げられているのが「つくる責任 つかう責任」。これを受けて消費者庁は「倫理的消費(エシカル消費)」を掲げ、「消費者それぞれが各自にとっての社会的課題の解決を考慮したり、そうした課題に取り組む事業者を応援しながら消費活動を行うこと」を求めています。

 我々消費生活推進員が今回学んだ賢い食生活のエキスは、下記の通りです。講座では石焼風ビビンバ等の調理を通じて、実際にどのくらいエネルギーを節約できたかを実演しました。皆さんが社会生活を送る消費者の一員として、以下を基本にそれぞれに細かい工夫を凝らし、社会貢献につなげることを望む次第です。



【エコ・クッキングの要諦】

■買い物

・旬の食材を選ぶ(温室栽培のものは多量のエネルギーを消費するから)

地産地消を心掛ける(運搬によるエネルギー消費量を削減するため)

・必要な量だけ購入する(食品ロスを減らす)

 

■調理

・食材をムダにしない

  できるだけ皮ごと使う、芯や茎を捨てずに利用するetc.

・エネルギーと水をムダにしない

  鍋底の水滴を拭き取ってから火にかける、鍋底から炎がはみ出さないようにする、鍋を火にかけるときは蓋をするetc.

・省エネの調理法を工夫する

  余熱調理(火を消した後の余熱を利用して加熱する)、一つの鍋で段取り調理する(加熱する順番を考えて、ゆで水や鍋類を使い回す)、同時調理(一つの鍋やグリルを使って、複数の食材を一緒に調理する)etc.

 

■食事

・食べられる量を考えて作り、盛り付ける

・作り過ぎて残ってしまった場合は適切に保存し、リメイク料理などにして食べ切る

 

■片づけ

・節水と排水を汚さない工夫を(台所の排水の汚れがそのまま河川・海水の汚れにつながる)

  油で汚れた食器は重ねない、洗い桶を使う、鍋や皿の汚れは洗う前に拭き取る、汚れの少ないものから順番に洗う、生ごみは水気を切ってから捨てるetc.