本牧緑ヶ丘町内会

本牧緑ヶ丘町内会の広報・意見交換の場です。

町内会でもハクビシン・アライグマ被害

ハクビシンなど野生動物の被害対策について

                         町内会情報担当 根本正一

 11月の町内会理事会にて、ハクビシンやアライグマといった野生動物による被害が当町内会内でも現れていることが報告されました。本牧地区一帯は緑が多いせいか、他の町内会からもそうした被害が増えていると聞いています。そこで、横浜市の環境創造局動物園課に市内の野生動物による被害の現状と対策について聞きましたので、ここに報告します。各家庭でできることとともに、地域全体で取り組んだ方がよいこともあるかと思われ、今後の町内会活動の一助になればと考えます。

  

ハクビシン

アライグマ

        

■野生動物による被害の現状と対策
①市域全体で野生鳥獣による被害とともに、行政による捕獲・処分件数も増えている(統計は取っていないとのこと)
ハクビシンやアライグマとともに、中区を含む市南部ではタイワンリスによる被害が急激に増加。三浦半島から生息範囲が広がっているとのこと
③増加の要因としては、家庭菜園などがあって食べ物が潤沢にあること、また周辺に天敵がいないことが挙げられる。いずれも繁殖能力が強い
④具体的な被害としては、糞尿や鳴き声などとともに、果樹・野菜など農作物被害、池の金魚や鯉への加害、天井裏への棲みつきなど。同じ場所で尿をする習性を持っているため、天井板が腐りかけていたりすると、そこから天井が抜けてしまう例もあるという
⑤対策としては、そうした野生動物を近づけないためには、庭に嫌いな臭いを撒くのがお勧め。キッチンハイターなど塩素系漂白剤が有効とか。池には硬いネットを張るなど、侵入口を塞ぐ工夫を

横浜市ではこうした野生鳥獣の被害対策をHPでも案内しています。下記を参考にしてください

生活上の被害対策 横浜市 (yokohama.lg.jp)

 

■野生鳥獣の捕獲・処分について
①鳥類を含めて野生の鳥獣を捕獲するには、鳥獣保護管理法に基づき捕獲許可を取得する必要がある。許可を得ずに鳥獣を捕獲するのは違法行為となる
横浜市では、要請に応じて野生鳥獣の捕獲・処分を行っている。契約している駆除専門業者を通じて捕獲檻を設置するなどして、2週間ほどかけて成果を確かめる。捕獲された動物は適切に処分しているという

横浜市が行っている対策については、下記を参照ください

0021_20230310.pdf (yokohama.lg.jp)

 

③それでも被害が絶えない場合には、捕獲許可の申請を勧めている。申請主体は個人でも、法人でも、或いは町内会等の地域団体でも可能とのこと。申請期間は1年以内。申請の際に、どこに罠を仕掛けるか、誰が捕獲作業に従事するかなどを決めておく必要あり

捕獲許可の申請手続きについては、下記の通り

捕獲等の許可 横浜市 (yokohama.lg.jp)